しるくど〜ろ
(SABA0001)
●基本データ●
発売日:
2000年3月24日
マニュアル:
4P(カラー)
操作説明+キャラ紹介
詳しい操作説明は
オンラインヘルプ
ブランド:
鯖
[WEB]
BGM:
CD-DA or MIDI or PCM
音声:
なし
画面:
Window or FullScreen
●傾向と評価●
シリアス
65
35
ギャグ
陵辱系
10
90
ラブラブ系
万人向け
50
50
人を選ぶ
バグ指数
5以下
安全
マニュアル
45
可
客観的評価
30
凡
個人的趣味
30
凡
●どんな人にオススメ?●
鯖というブランド名に惹かれた人
鯖テイストが気に入っている人
手軽にほのぼの遊べるものを探している人
業界内にファンが多いという噂のメーカー「鯖」の第2作です。
デビュー作の「夕陽の中で君は」(以下、ゆうきみ)は、
ギャグが前面に出たかなりなバカゲーだったんですが(笑)、
この「しるくど〜ろ」(以下、しるく)は、かなり落ち着いてはいます。
見かけ上は落ち着いてるんですが、わかる人にはわかるという小ネタがどかちゃんと盛り込まれてます。
舞台はファンタジーっぽい世界観です。シルク王女が成人の儀式として、
宝珠をフィヨル山まで収めに行く道中記という内容になっています。
まず、システムですが、ちょっと懐かしい感じのコマンド総当り式のAVGです。
途中の選択で章ごとに分岐します。もっとも末広がりな分岐ではなく、各章の頭は共通なので、
全シナリオをさらうのは容易です。フルコンプまで、そうですねぇ、4時間くらいではないでしょうか。
そして、途中途中にミニゲームが入ります。ミニゲームは3種類で、それなりに遊べます。
ただ、このミニゲーム、エンディング後なら、トップから遊べた方がいいと思うんですが、どうでしょう?
そして、これは鯖の大きな特徴でもあるのですが、非常にシステムが軽い。
何せ、動作環境がいまどき、i486DX2-50MHzと書いてあるんだから並じゃありません(笑)。
なんでも、少し前まで、開発マシンが本当に486マシンだったとかいう話なんですが…マジっすか?(汗)。
技術力は総じて高いといえると思います。
で、シナリオですが、前述の通り各章が分岐して、1章に娘1人(笑)という感じです。
ただ、各シナリオがかなり短いので、唐突にHシーンに突入していたりします…。
また、シナリオ間の格差も結構感じました。非常に書き込まれたものとそうでないものがあるような…。
ということで、このゲームは登場人物がかなり多いのですが、未だに名前を覚えてないキャラがいます(汗)。
もうちょっとシナリオ絞って長くした方が良かったかなという感じはします。
全般的にシナリオで感じることは、とにかく、あらゆる人が良い人ということです(笑)。
利害が対立している人間も思惑の違いで対立しているだけで、悪人がいないんですよねぇ…。
だもんで、ちょっとエンディングが、迫力に欠けてしまったきらいがあるのが、残念です。
次にCG。絵柄的には、人によって好き嫌いがあるかなという感じはしますが、上手です。
キャラ絵はスレンダーな絵が多いので、そういうのが好きな人にはOKでしょう。
特に背景は特筆に値します。水彩画っぽいタッチの絵柄はかなり独特ですねぇ、いい感じです。
総評としては、もう少しといったところでしょうか。
つまらないというわけではないんですが、ポテンシャルが足りないという感じかなぁ(抽象表現ですみません)。
ただ、システムにしても、CGにしても技術力は高く、
常にゲーム内容に没頭できるので、非常に好感は持てます。
最近、多いですからね、バグだらけでゲーム内容に集中できないゲームが…。
P.S. とりあえず、リンにしときませう、半分くらいキャラの名前覚えてないし(;_;)。
(2000年6月10日) (2003年11月24日評価基準見直し)
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