リトルモニカ物語
(RUNE0103)
●基本データ●
発売日:
2001年9月21日
マニュアル:
中綴じ、8P(タプロイド紙)
操作説明+様々なニュース
ブランド:
RUNE
[WEB]
BGM:
PCM or CD-DA
音声:
女性のみフルボイス
画面:
Window or FullScreen
●傾向と評価●
シリアス
20
80
ギャグ
陵辱系
5
95
ラブラブ系
万人向け
60
40
人を選ぶ
バグ指数
15
安全
マニュアル
70
優
客観的評価
60
良
個人的趣味
75
秀
●どんな人にオススメ?●
野々原幹氏の絵にくらくらな人
なんか、RUNEのゲームは性に合うという人
肩の凝らない萌えげーがやりたい人
「鉄は熱いうちに打て」レビューです(かなり謎)。
RUNEは1999年10月のfifthでデビューしたブランドで、それから年数本のペースをきっちり維持しています。
というか、今年に入ってから、明らかにリリースペースが上がってますね、ここは…。
また、ちょっと独特の味というか癖のあるメーカーさんでもありますな。
主人公ウィリアムは久しぶりに生まれ故郷である「リトルモニカ」に帰ってきました。
そこでは喫茶店「ル・コンセルト」を営む三姉妹が迎えてくれます。
時を同じくして、リトルモニカでは不思議な事件が数多く起こりはじめています。
その事件を、三姉妹と共に解決していくゲームです。
ゲームは6話からなり、そのうち2〜5話は三姉妹ごとに用意されていて、
そのシナリオを選択することで、話が分岐していきます。あと、選択肢も少しだけですがあります。
という感じなので、基本的には難易度は高くなく、すぐにエンディングには到達できるんですが、
CGをコンプリートするには、まぁ、いろいろと悩まないといけないでしょう(苦笑)。
システム的には、一通り揃っている感じでしょうか。いくつかの機能はキーボードにショートカットが用意されていたり、
任意の機能を、マウスの右クリックや、中クリックなどに割り当てられるなど、結構考えられているなという印象です。
ただ、特定の個所になると、文章のバックスクロールが効かなくなったりすることろがありますね…。
登場する娘さんは、長女のセリア、次女のティナ、三女のメイ、それに野良猫のボスのミャウ。
この4人がメインで、婦警のアン、富豪の娘のジェラルディン、パン屋のローナ、エメリナなどが登場します。
なんか、みんな性格がいいので、結構目移りする感じだったりするんですが…(って、わたしだけか)。
シナリオは上にある通り、三姉妹とリトルモニカの街で起こっている妙な事件を追っかけていくのですが、
幽霊、妖精、UFO、その他諸々、妙な話がぞろぞろと出てきます。
よって、間違っても、このゲームで考証がどうのということは考えてはいけませんよ?(笑)
このゲームは妙なことが起こるのを、なんだそれはといいながら楽しむのが、正しいと思います。
で、このゲームのサブタイトルにもなっている「タブロイドAVG」という名前ですが、
その時、その時に起こっている内容が、タブロイド紙風に見ることができます。
まぁ、本編と全然関係ない記事も出てたりするんですが、そういうのも小ネタっぽくて、また(笑)。
一応、メインのストーリーが1つあって、そこに向かって、話は収束していくんですが、
まぁ、その場その場で楽しめばいいんじゃないでしょうかね。
ちゃんと、最後にはハッピーエンドになりますし、肩の力を抜いてプレイしてください。
…もっとも、展開によっては、長女のセリアはハッピーじゃないかも知れませんが(苦笑)。
このゲームの肝となるのは、やはり、キャラでしょうな。とにかく、三姉妹始め、キャラ達に、
どれだけ、いれあげることができるか、いや、端的に言えば、萌えられるかというのが、
このゲームの評価を決定付けると思います。萌えられれば、えらく楽しいゲームでしょうし、
全然萌えなければ、なんだこれはとなると思います。
原画は、RUNEのメイン原画の野々原幹氏。ろり系のかなーり萌え度の高い絵を描く人ですな。
まぁ、はっきりいって、趣味に合うか合わないかで、評価は分かれると思いますけどね(苦笑)。
CGの塗りもきっちり描かれているので、雑誌のCGや、パッケージ見て良いなと思えば、
まぁ、外すということはないです。安心、安心。
女性はフルボイスですが、声は非常に良い感じですなぁ。RUNEのゲームに関しては、
個人的な趣味からいえば、非常に声の選び方が良いと思います。
野々原氏の絵とあいまって、ツボにはまると、萌えの連続コンボがびしばし決まることでしょう。
音楽はCD-DAとPCMから選択できますので、環境に応じて選択すればいいでしょう。
あ、ちなみに、フルインストールして、音楽がPCMならば、ゲームをするのにCDはいりません。
歌が3曲入ってるんですが、なんというか、ハマる曲が多い気がしますな…。
音楽に関しても、ちょっと打ち込みっぽさは目立つものの、結構良い感じだと思います。
わたしは、サントラ(*1)エンドレスモード(笑)。
そうそう、マニュアルですが、タブロイド紙状になっており、色んな記事が出ています(笑)。
で、更に実際の操作説明が、見開きの全面広告という形になってたりします(苦笑)。
実際に見てもらうと、結構受けると思いますが(笑)。
総評ですが、RUNEのゲームが好きな人、野々原幹氏の絵が好きな人には、間違いなくお勧めです。
決して大作というわけではありませんが、ほけーっと、ほのぼのと物語を楽しむことができるでしょう。
ボリューム的にも、丁度いいくらいのボリュームなので、やはりはまるかどうかという一点でしょうな。
もっとも、どっぷりはまってしまうと、ちょっと物足りなく思うかも知れませんけどね…。
わたし自身は、ほとんどこのゲームには不満はないんですが、それなりに不満が出る人もいるでしょうなぁ。
しばらく、野々原氏原画のゲームは出なさそうなので、ちょっと残念ですけどねぇ…。
P.S. う〜ん、非常に選びづらいんですが、強いて言えば次女のティナかな…。
*1 定価2800円にて、大都市圏のみで販売中(苦笑)。地方じゃ全然手に入らないみたいすね…。
(2001年10月1日) (2003年11月24日評価基準見直し)
(c) 2001,2003 f-clef.net
BACK
TOP