White 〜セツナサのカケラ〜 (KRMI0001)


●基本データ●

発売日:2000年1月28日 マニュアル:

中綴じ、16P(表紙カラー)
操作説明+キャラ紹介
+観察日記+Q&A(?)
ブランド:くるみ
BGM:CD-DA
音声:一部あり
画面:Window or FullScreen


●傾向と評価●

シリアス  50



















50  ギャグ

陵辱系15

85ラブラブ系

万人向け20

80人を選ぶ

バグ指数25

多少気になる

マニュアル50


客観的評価25


個人的趣味35



●どんな人にオススメ?●




 販売ブランドくるみ、制作ブランドねこねこソフトのデビュー作です。

 「オススメ」の部分を見ると、なんかろくでもないような印象を受けるかも知れませんが(汗)、
そんなことはないので、誤解なきように。

 まずこのゲームは、初回特典の「ねこまっしぐら缶」(通称「ねこ缶」)を抜きにしては語れないでしょう(笑)。
缶のラベルは、琴村屋のお二人ですし…。ちなみに中身は、花の種のようで…。
実はわたしは開けてないので、伝聞だったりしますが(汗)。
いやはや、なかなか度肝を抜いてくれました(笑)。

 次に本編ですが、はっきりいってしまうと、このゲームの見かけは某Kan○n、
某○NEに酷似している部分があります。ほぼ同じ構図、服装のCGとかありますしね…。
ですが、内容を見ていくと、シナリオ的に似通ってる点はあまりありません。
むしろ、意図的にミスディレクションを狙っている風さえあります。
具体的に言えば、Whiteのシナリオは、超自然的な要素がなく、ある意味、非常に現実的な話です。
まぁ、だからこそ、心情的に身に染みて、痛かったりする部分もあるわけですが…。

 ただ、この主人公が…まぁ、はっきりいって、マニアックですわ(汗)。
ある意味、プレイヤー層に近い知識をもっているかも知れません(苦笑)。
序盤に出てくるネタは、かなりディープです、はい…。
それに、ヒロインの中に1人、めっちゃ濃いやつもいますので、要注意です(笑)。

 いろいろ書きましたが、結論としては、シナリオは良い出来です。

 あとはいろいろ噂があった(*1)音楽についてですが、結論から言えば、そこそこの出来といえるでしょう。

 はっきり言って、楽曲としては出来が良い曲が多いんですが、
いかんせん、ミキシングが甘い。これは、音楽だけじゃなく作品全体にもいえることなのですが、
作りが今ひとつというか、粗さを感じずにはいられません。音声に関しては、まぁこんなもんかなと言った感じ。
フルボイスではなく一部音声です、Hシーンにも音声はありません(笑)。

 システムは、普通のコマンド選択式のAVGです。メインヒロインである和泉のシナリオが核となり、
そこから、各ヒロインのシナリオに分岐していきます。基本的に選択肢1発で、シナリオ分岐するので、
意図しないシナリオに放り込まれることもあるでしょう(苦笑)。ただし1人だけは、複合選択で分岐のようです。
全体的な難易度は低めで、バッドエンドになった場合は、1つ前の選択肢を選び直せば、次に進めます。

 全般的な欠点としては、前述の通り、作りの粗さという1点に尽きると思います。
もう少しここが、どうにかなればっていう部分が結構あります。もったいないんですよね、正直言って。
あとは、良くも悪くも同人ノリが強くあること。気になる人にはすごく気になるかと。
でもまぁ、トータル評価としては十分に佳作だと思います。

P.S. まどか先輩を抜いては語れないです、はい…。



*1 有名な音楽担当が多数参加しているとの噂がありました。まぁ、実際はどうなのかというのは、
  わたしはコメントできる立場にありませんので(苦笑)。

(2000年3月25日) (2003年11月24日評価基準見直し)


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