SPOT LIGHT 〜羨望と欲望の狭間〜 (BLGL0102)


●基本データ●

発売日:2001年6月22日 マニュアル:

中綴じ、16P(表紙カラー)
操作説明+キャラ紹介+原画
 +主題歌歌詞
ブランド:BLUE GALE
[WEB]
BGM:CD-DA or MIDI
音声:女性のみフルボイス
画面:Window or FullScreen


●傾向と評価●

シリアス  90



















10  ギャグ

陵辱系80

20ラブラブ系

万人向け30

70人を選ぶ

バグ指数5

安全

マニュアル50


客観的評価60


個人的趣味70



●どんな人にオススメ?●




 脱衣将棋に次ぐBLUE GALE、2001年2作目の作品です。

 BLUE GALEは、97年に月光獣でデビューしたブランドです。
当初は陵辱系のイメージが強かったこのブランドも、PiLE☆DRiVER辺りから、
それ以外の傾向の作品も出始め、だいぶ幅の広いブランドになってます。
また、段々と色んな意味でレベルが上がり、最近かなり熟してきたなぁという印象をもっています。

 で、まぁ内容です。

 主人公は、中堅プロダクションの社長である父と二人暮しの大学生。
その父親が再婚をすることになった。再婚相手の連れ子である義妹の愛らしさに心奪われる主人公。
そんな折、主人公の父親が事故で死亡したという知らせが入る。
義母は、義妹を守るためマネージャーをやってくれと主人公の頼む。
そんな感じで、ゲームは始まります。

 ゲームシステム自体はオーソドックスなコマンド選択式タイプ。
選択肢はさほど多くなく、慣れるまでは分岐条件がわかりにくいかも知れませんが、
難易度自体は高くありません。スキップは既読のみスキップ。
CG鑑賞、シーン回想、文章の巻き戻し機能アリです。

 原画はDOH250R氏。なんか「どえっちにーごーまるあーる」と読むとか読まないとか…。
わたしの記憶が正しければ、同社のマーヴェリックマックスでデビューして、
メイン原画は、懲らしめに続いて3本目のハズ。
好みは人それぞれでしょうから、判断は実際に見ていただくとして、
個人的には、割と好きな感じです。ただ立ち絵の沙緒里(義妹ね)の目がちょっと大きすぎかな、と…。
塗りもきっちり塗れてるので、拒絶反応起こす人はいないかと(笑)。

 で、シナリオですが、主人公は沙緒里(義妹)のマネージャーとして、色々な業界人と関わっていきます。
また、沙緒里の人気が高まるとともに、業界の暗部に否応なく巻き込まれていきます。
ゲームの展開によっては、沙緒里が陵辱されたりもしますし、
ゲームが終わるまでには、誰かが壊れてます(苦笑)。
はっきりいって、このゲームの登場人物はあんまり信用できる人間がいないので、
信用できるキャラ(例えば、美容師の羽家沢さんとか)が出てくると、すっごいほっとします(苦笑)。
そんな状態なので、全編通して、ずっと息が詰まる重苦しさが垂れこめていますので、
それに耐えられない人は、このゲームきついかもです(苦笑)。
かくいうわたしも、ハッピーエンドを楽しみに、黙々とやっていたような部分もありましたが(苦笑)。
ただ、文章はかなりしっかりと書けているので、充分にゲーム世界に引っ張っていってくれるでしょう。

 登場する女の子は、アイドル軍団です(ぉ)。義妹の他に一人信用できそうなお姉さんがいます(笑)。
あとは、ゲームやればわかりますが、あんまり好感持てないねぇ(ぉ)。
まぁ、ゲームの雰囲気としては、周り全部敵みたいな雰囲気なので、それで良いと思いますわ。

 音楽は、主題歌が最近のアイドルポップスっぽくて、結構わたしはツボにはまりました(笑)。
それ以外は、特別に印象が強いものはないかな?まぁ、主張しすぎてる部分もないので、
ゲームのBGMとしては、充分な水準だと思います。

 声優陣は、えろげーを数やってる人は、それなりに知っている声の方々でしょう(笑)。
個人的には、ちょっとと思うシーンもありましたが、概ねこんなもんかなという感じですな。

 さて、ではここらで不満点をばばばっと。全般的にちょっと物足りなさを感じるのは確かです。
もうちょっと、えろ系のバリエーションがあってもよかったかなと。
それと、エッチシーンで、CGを出さずに文章でつないでる個所が結構多いんですが、
ユーザーがあまり文章を読んでないと思われる昨今、ちょっとどうかなと思いました。
わたし自身は結構想像をたくましくして、楽しんでいたんですが、不満に思う人の方が多いでしょう。
あと、ハッピーエンドのルートですごい沙緒里が見れるんですが、あれもちょっとどうかなと(苦笑)。
人死にの出ない結末にするために、あーゆー形に落ち着いてるんじゃないかとは思うんですけどね…。

 総評としては、よく出来たゲームだと思います。
これは、わたしの自論でもあるんですが、最低限やらなければならない部分を越えていれば、
あとは各人の趣味による評価であろうと思うので、趣味に合う合わないというのはあるでしょう。
一応、客観的に考えて上のような不満点を挙げましたが、
実際のところ、自分自身では、そんなに不満はなかったりします(苦笑)。
これを書く前に、いくつか感想を見て回ったんですが、大抵の場合は、
期待がかなり大きくて、ちょっと物足りないという論調が多かったんですね。
だもんで、過度の期待をしなければ、良く出来たゲームではないかと思うのですが、いかがでしょう?
もっとも、もっと、沙緒里との絡みが見たかったっていうのは、本心ですが(ぉ)。
主人公的にも、プレイヤー的にも終盤かなり欲求不満になるので、最後はもっと愛し合おうよ(ぉぃ)。
…まとまってねーな(汗)。

 アイドル物が好きなら、とりあえず押さえとけ(笑)。

P.S. このゲームで、沙緒里をおいて、他にどこへ行けというのですか…。



(2000年7月4日) (2003年11月24日評価基準見直し)


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