[f-clef.net]

blog移転のお知らせ / 2011-08-04 (木)

 本日より、blogをFC2さんの方に移します。今後このblogは更新しない予定です。

 blog化したのが2005年7月4日ですから、この形ではぴったり73ヶ月ということになりますね。 とはいえ、結局日記の遅れを取り戻すことなく、更に頻度が下がるという形に終わったわけですが(苦笑)。

 今度は心機一転、また昔のような更新頻度を目指したいと思っておりますので、よろしくお付き合いのほどを!

 移転先:http://heath77.blog.fc2.com/

[ ツッコミを入れる ]

この記事のリンク用URL&トラックバックURL : http://www.f-clef.net/blog-diary/site/2011080401.html


[公演・ステージ]

2009年ステージ総括。 / 2011-01-04 (火)

 新年明けましておめでとうございます。12ヶ月強ぶりの更新でございます(汗)。

 まぁ、今年はちゃんと頑張ろうという気になったので、まず一昨年の観劇・イベント参加記録をまとめることにしました。 昨年分もこの後にまとめます。

 2009年は25公演を見てきました(例によって落語は除く。落語は会ごとの感想を遡って書くのは野暮な気がするので…)。

 時系列ごとにざざっと、雑感を書いていくよー。例によって長いぜ。


■ACCIDENTS(teamACCICENTS/神楽坂die pratze/2月13日)

 ジュディ・オング企画・監修の「SUPER MONKEY」(日生劇場)が公演中止になったことで、キャスト有志により急遽企画・上演された舞台。本来ならなかったはずの舞台なので、内容も公演名も「アクシデント」という具合。

 2桁の人数しか入らない会場に噂を聞きつけた人間がひしめき合うという、ある意味異常な雰囲気でした。 何せ「SUPER MONKEY」は、歌あり、ダンスあり、アクロバットあり、剣舞ありという内容だったもので、出演者の特性を生かした内容を小さな小屋でやったもんだから、まず見れないような至近距離での剣舞とか、園岡新太郎さんの絶唱とか、ものすごく贅沢な舞台でした。

 本来の「SUPER MONKEY」もそのうち上演されるといいなー。そして、園岡さんも出てるといいなw


■ミス・サイゴン(福岡・博多座/2月20日)

 福岡出張のときに、たまたまスケジュール確認したら、エンジニアが市村正親、キムがソニンだったので押さえた公演。この組み合わせ、見たかったんです。

 市村はもうなんも言うことない、ソニンはちょっとキムに合ってないかなぁというのが率直な感想。ちなみに、最前列だったんだよなぁ、この時…。 オーケストラピットが珍しいのか、覗き込む人がすごく多くて、ちょっとほっこりした記憶が(苦笑)。


■エリック・クラプトン(日本武道館/2月27日)

 ギターの神様の来日公演。年齢層は結構高め。客席の音だけ聞いてるとものすごく盛り上がってるんだけど、みんな座っているという光景は以前と変わらずw

 Laylaのイントロが流れた瞬間、アリーナ中心に立ち上がって盛り上がるのもいつもの通り(サクラ関連の人は、Laylaをゲキテイに置き換えれば、状況が想像できるかと)。クラプトンのライブは、ほとんどMCを挟まず、2時間演奏し続けるので、すごく贅沢な時間。とにかく、音を聞けといわんばかりの姿勢が大好きです。


■ドリル魂~横浜現場編~(劇団扉座/神奈川県立青少年センター/2月28日)

 鑑賞時のレポはこちら

 渡り廊下走り隊と、伊阪達也がゲストに入ったドリル魂。ドリル魂は再演のたびに内容が変わることを決定付けた公演といっていいw 舞台にも客席にも不思議なコラボが生まれていました。そして、扉座は毎年、神奈川県の「アーツフュージョン」の公演をやることになりましたとさ。


■いのうえ歌舞伎・壊「蜉蝣峠」(劇団☆新感線/赤坂ACTシアター/4月11日)

 宮藤官九郎が脚本を書いた、新感線の公演。

 ぶっちゃけ、ものすごい儚くて凄惨な話なんだけど、そんな壊れ具合の中でも、適度に笑いも混ぜつつ消化しているのはさすが。 何せ、冒頭のシーン、堤真一は鶏の着ぐるみで登場するんだぜ。どんなぶっ壊し方だっていうw クドカン風味で、普段の新感線とはまた違った風味の芝居に仕上がっておりました。


■うまいよ!地球防衛ランチ(劇団ヘロヘロQカンパニー/新宿SPACE ZERO/6月3日、6月5日)

 鑑賞時のレポはこちら

 ヘロQ初体験。ヒーロー物のお約束を踏襲しつつ、とてもぶっ壊れた話になっていたすばらしい芝居w


■SUPER COLLABORATE SHOW "Mr.PINSTRIPE 2009"(青山劇場/6月28日)

 玉野和紀が中心となって公演された、ダンスレビュウショウ。

 タップ界や、ミュージカル界、宝塚出身者など、多彩なキャストが歌い踊るという個人的ドストライクなショウ。 青山劇場のステージ特性を生かして、面白い演出も結構されてました。頭空っぽにして、楽しむのが吉というもんです。 ただ、この手のショウはあんまり流行らないのかねぇ。一応、2007年に続いて2回目の公演なんだけど、チケット販売は結構苦戦した模様。


■新浄瑠璃・百鬼丸(劇団扉座/厚木市文化会館/7月4日、紀伊国屋サザンシアター/7月8日)

 手塚治虫「どろろ」を原作とする内容を、横内謙介が脚本化・演出し、竹本葵太夫が浄瑠璃をつけたという作品。

 百鬼丸が妖怪達に奪われた身体を取り戻していく話なのだが、最初は身体の部位がほとんどないので、影(累央)と声(高橋麻理)という形で2人の役者が演じている。数々の妖怪が舞台に現れるため、一歩間違えればものすごく色物くさくなってしまうはずだが、そこは見事にまとまっている。

 効果音は舞台脇に置かれている各種楽器類で、キャストが出すというのが面白い。そして、岩ちゃんは見事な怪演(ちなみにこの役、初演時は茅野イサムだったそうであるw)。


■THE IDOLM@STER 4th ANNIVERSARY PARTY SPECIAL DREAM TOUR'S!! IN OSAKA(なんばHatch/7月23日)

 インフルエンザの影響で2ヶ月延びたライブ。元々どこもチケット取れてなかったのが、延期のおかげでチケットだけは取れたので、有休2日使って行ってきたw

 まぁでも、大阪まで出向いて行ってよかったと思える公演でした。ライブハウスの公演は疲れるんだけどなー。


■blast! -TOUR VERSION- (東京国際フォーラムホールC/8月8日、8月19日)

 しばらく充電期間を置くと発表されたblast!の最後の公演。なんかもういつものように最前列にいる俺w

 TOUR VERSIONという名前に嫌な予感はしていたのだが、無印の方の簡易バージョンでした。 天井からトランペットは降りてこないし、ネタ部分も少なめでした。会場に依存しないようにしてるはずだから、仕様がないけど。


■堀江由衣をめぐる冒険2~武道館で舞踏会(日本武道館/9月19日、9月20日)

 多分、ファーストツアー以来のほっちゃんのソロライブだったりする(汗)。

 武道館といわれたら行かない訳にはいかないのです、はい。個人的にはあの会場の雰囲気はほっとする。 なんていうかな、昔のコンサートノリなんですよね。みんなが例外なくコール入れてるのがいい。

 最近の声優ライブだと、コール全否定な人たちと、旧来のコールだけやる人と、オタ芸やる人と、それぞれで戦ってたりすることがままあるんだが、そういうのがないだけで、すごくほっとする。内容的にもとても楽しく、すっかりほっちゃん熱が再燃する羽目にw


■レ・ミゼラブル(帝国劇場/10月18日、10月31日)

 ある意味、伝統芸能の域に入ってきているレミゼですが、色んなキャスト見るのも楽しいです。 神田沙也加のコゼットは結構よかったです。坂本真綾のエポニーヌは押さえてるのか声量が足りないように感じることがあったのは気になった。あと、テナルディエ夫人の森公美子がすごかったw レミゼのラストは何度見てもうるっと来るのです、はい。


■Dave Koz featuaring Jonathan Bulter(BLUE NOTE TOKYO/10月28日)

 Dave Koz最高です。サックス吹きなんですが、ステージの楽しさは折り紙つき。

 日本の曲織り交ぜたり、客席をとにかく盛り上げようとするエンターテイナーぶりは、トップクラスだと思います。 この人は、とにかくステージを見るべき。CDは曲を覚えるために聞くだけでいい(ひどい)。 ステージ見なかったら、DaveKozはまったく語れませんぜ。


■プリエールプロデュース「七本の色鉛筆」(赤坂RED/THEATER/11月7日)

 ある一家の騒動を描いた話なのですが、正直にいって消化不良気味かなぁ…。 修道院に入る娘がいたり、出生の秘密を抱えているのがいたり、そういう部分で色んな騒動が巻き起こるのだけれど、 最後にはある意味ですべてぶっ壊れてしまうっていう話なんだよね…。

 1年以上経った今でも、内容をある程度覚えているのは、見るべきところはあったということではあるんだけど、 今に至っても、難解で俺が理解できてないだけなのか、脚本の不具合なのかは判断が付かずにいる。そういう意味で消化不良。


■ちさりさいたる(横山智佐/博品館劇場/11月7日、11月8日)

 横山智佐が七変化するという舞台w

 冒頭の「外郎売り」から始まって、かつてのキャラソンを色々歌ったり、サクラ大戦曲を歌ったり、 大衆演劇の踊りをやってみたり、ジャズをやってみたり、とにかくちさたろーが色々やる舞台でした。

 というか、この人はほんとすごいと思う。声優になった経緯は結構有名だと思うんだけど、なんというか、 あらゆる困難を、努力でねじ伏せてしまいそうな、そんなある種鬼気迫るものを彼女からは感じます。

 非常に楽しい公演でした。ただ、初日鈴木真仁が入っていたポジションに、そのまんま松野太紀が女装して入るのはちょっとw


■サツキマスの物語(劇団扉座/紀伊国屋サザンシアター/12月2日)

 扉座の年末公演。いや、ほんとしみじみ良かったです、これ。

 地元出身の世界的なビリヤード選手を呼んで、町おこしをしようとして、巻き起こる騒動を描いている話。 ある意味で、どこにでもありそうな話なのだけど、役者陣の演技や舞台の雰囲気をあいまって、非常にしみじみいい話になっている。 特に、近藤正臣がすごくよかった。ただ格好いいだけでなく、苦みばしったというか、きちんと背負ってきたものが見えるというか…。 まぁ、俺なんぞがいうのはおこがましいのですがね。2回目見ようと思って見損ねたのが悔やまれるところ。


■THE IDOLM@STER 2009 H@ppy Christm@s P@rty!!(新木場STUDIO COAST/12月23日)

 STUDIO COASTよー、わたしは帰ってきたー(お約束)。

 サンタ衣装がみんなかわいくてなー。ただ、アイマスライブは実は記憶がごっちゃになってる部分が多くてな(汗)。 あんまり、断定的なこと書けないのよね、申し訳ない。


■サクラ大戦巴里花組ライブ2009(青山劇場/12月26日、12月27日)

 鑑賞時のレポはこちら

 サクラ大戦のライブは良いです。ちなみに、千秋楽ダイジェストのご挨拶のシーン、めっさ後姿が映っております…。


 というわけで、駆け足で2009年を振り返りました。 除外していた落語は80席くらいでしょうか。2009年の目標が30公演+落語100席だったはずなので、どっちも未達ということに…。 さぁ、2010年のまとめも頑張ろう…。

[ ツッコミの受付は終了しています ]
この記事のリンク元 | 1 |

[公演・ステージ]

12/26,27の「サクラ大戦巴里花組ライブ2009」。 / 2009-12-28 (月)

 すごく久々にblogの記事を書きます。今年も色々と舞台を見てきましたが、 まぁ、やっぱりこれはちゃんと書いておかないといけないかなと思い、鉛並に思い心の筆を取りましたよ(笑)。

 というわけで、昨日、一昨日、青山劇場で行われた「サクラ大戦巴里花組ライブ2009~燃え上がれ自由の翼~」です。

 サクラ大戦の舞台としては、昨年夏の紐育星組のラストショウ以来。 辛うじて毎年公演というお題目が続いた感じです(笑)。

 正直なところ、昨年のラストショウで、サクラの展開は完全に終了だと思っていました。 広井王子氏がREDの役員から外れたということもあって、このままフェードアウトしていくんだろうなと。

 しかし、8月に突如として、隊長コンビ(陶山章央・菅沼久義)のウェブラジオが始まり、 9月にはこの巴里組ライブの発表と、正に青天の霹靂というか、どうしたセガ?といいたくなるような急展開っぷり。

 まぁ、ゲームの続編作るのは色々難しいでしょうし(紐育星組も結構不遇な扱いになってますし…)、 ラジオやショウの展開というのは、うれしい限りではあります。

 さて、そろそろ当日の話に。わたしは26日夜、27日夜の2公演に参加してきました。

 サクラ恒例、開場前のキャストご挨拶は、今回3公演ともあったようで、26日夜、27日昼は隊長コンビ+ベロムーチョ。 27日夜は3人に加えて、田中公平先生とシゾーでした。

 27日夜公演は先頭の方に並んでたので、無事皆さんと握手していただけました。シゾーは絶対出てくると思ってましたが、公平先生はびっくりしましたわ。 …しかし、俺DVDの映像に映ってんじゃないのか?気付いたらすぐ後ろにカメラいたし。乞うご期待(苦笑)。

 そして本編は「巴里花組ライブ」という名称の通り、歌中心のショウ。 とはいえ、そこはサクラ大戦のライブなので、客席のノリは歌謡ショウ系と同じで、基本は着席で手拍子のみ。 一幕、二幕のラストのみスタンディングOKで、二幕の後半はサイリウムOKという感じ。

 ライブハウスなどの「跳び」系ライブに慣れてる人は物足りなさがあるでしょうが、 女性率高め、親子率高め(実際親子用のファミリー席という設定がある)のサクラにはこれがいいんでしょう。

 一応、全体のストーリーとしては、テアトル・シャノワールで行われる、クリスマス特別公演を、 紐育星組のサニー、新次郎、昴が見にやってきたという内容。 舞台装置は比較的シンプルな構成でしたが、シャノワール内の背景は、なかなか見栄えがしました。

 曲数は新曲6曲を含む、全23曲。内容の詳細は、電撃さんのリンクはっとくので、そっちで見てください(笑)。

 今回は2日間3公演のという短いものということもあるんでしょうか、 驚くほどアドリブの余地が少なかった印象。

 前述の通り、初回と最後を見たわけですが、シゾーが大神隊長をいじるところや、みんながベロをいじるところは別として、 きっちり台詞が同じなんですよ。初回でアドリブなのかな、と思った横山智佐さんの結婚ネタとか、 内田直哉さんのレ・ミゼラブルネタとか、2日ともまったく同じでした(って、どっちもシゾーの台詞だな(笑))。

 ということは、それだけ台本が作りこまれているという意味なので、いやはやさすがというしかない。

 サクラの舞台を見たことがある人は、ご存知の通り、サクラの舞台というのは、 「声優さんの舞台」ではなく、あくまで「キャラクターの舞台」です。

 大体アニメ・ゲーム原作のライブだと、自己紹介が「○○役の××です」で始まって、声優さんが地声でMCやったりするわけですが、 サクラの舞台の場合は、徹頭徹尾キャラとして舞台に立ち、台詞もすべてキャラとしての台詞です。 もちろん、最後の挨拶などは、声優さん自身が感じていることを話しているでしょうが、キャラの声と口調できちんと話します。

 ぶっちゃけ、ここまでやっている舞台をわたしは他に知りません。 正直、ここまでコストがかけられる作品はまずないってのが実際のところだとは思いますが…。

 こんだけやってるんで、一般的なイベントに比べればチケットは高いです。 今回は9000円ですし、本格的に舞台仕立てのものになれば、10000円を越えてきます。 でも、それだけの価値がきちんとある。そう思える舞台なのです。

 27日夜公演では、幕が下りた後、5分以上に渡って(ぶっちゃけ、スタッフに散らされるまで)アンコールの拍手が鳴り続けました。 なんか、帰りがたくなるんですよね、最終日って。この濃さが、ある意味でサクラの魅力でありますな。

 幸いにして、今回のライブ中に、来年3月6日(土)に東京厚生年金会館で、帝都花組のライブショウが開催される旨、告知がありました。 チケット取り大変そうだけど、次があるって素晴らしい。去年のラストショウのときの悲壮感とは大違いだ!(笑)

P.S. このライブの開催にあたり、とんでもない尽力をし、また当日もあちこちで駆けずり回っていたセガの中山Pに感謝を。

■“サクラ愛”の御旗のもとに! サクラ大戦巴里花組ライブ 2009をレポート
http://news.dengeki.com/elem/000/000/225/225331/

[ ツッコミの受付は終了しています ]
この記事のリンク元 | 5 |

[本]

「乃木坂春香の秘密(10)」読了。 / 2009-06-25 (木)

 しばらく、電撃文庫作品が続きます(笑)。

 電撃文庫6月の新刊、『乃木坂春香の秘密10』(五十嵐雄策著)です。

 9巻の終わりが、バレンタインのどたばた騒動から裕人が家に帰ってくると椎菜がいた、っていうシーンで終わってたので、 どうなるやらと思っていましたが…うん、乃木坂ってこういう作品だよね(謎)。

 今回の構成は4話+エピローグ。全体的な印象としては、ようやくストーリーに巻きが入ってきた感じです。 内容的には、いつも通り、べたべたアマアマお約束なラブコメです。

 麻衣ふぇあれいでぃおで、ミキティかワダアツ(電撃文庫編集部の三木一馬氏と和田敦氏。ともに乃木坂の担当編集)が言ってましたが、 乃木坂は読後感として、春香のかわいさが残るように意識しているってことでしたが、さもありなん。 10巻の最初の話が、椎菜メインの話で、「あー、椎菜もかわいいなー。なんとか報われて欲しいなー」とか思ってるのに、 途中から意識が春香に向き始め、最後まで読み終わると、椎菜はどうでもよくなっていて、春香の印象だけが残っているという(苦笑)。 まぁ、それだけ春香のキャラの作り方が反則気味だってことなんですが。

 ちょろっとだけ各話の話をすると、椎菜メインの話は、まぁお約束な展開。勇気出して攻めてみるも攻めきれず…。 ラクロスの話では、新たにフラグをひとつ立て…。那波さんの話でも、なんか微妙にフラグ立ってるような…(全然内容説明になってない。気になる人は買って読もう(ぉ))。

 「乃木坂春香の秘密」という作品自体、大昔の少女マンガのお約束的展開をベースに、最近の少年誌的なお色気を混ぜてるような作品なので、 ある意味、想像から外れた展開にはならないのが、長所であり短所ですね。好き嫌いは結構はっきりわかれそうではある。 ま、わたしは大好物ですけどね(きっぱり)。

 しかし、最近は、すっかりタイトルである「秘密」ってファクターがどっかいっちゃってるよねぇ(未読の方向けに。春香がいわゆるアキバ系趣味を持っていることが「秘密」なのである)。 まぁ、そもそも学校のシーンがあんまり出てこないので、秘密を隠さないといけない相手がいないってのもあるんですが…。

 でも、ラクロス物のアニメが好き(ノクターン女学園ラクロス部)という理由で、ラクロスのコーチ頼まれるとか、 美夏は一体どういう説明をしたんだ、と正直思った(笑)。美夏の同級生達には、どう考えても春香の趣味は秘密だと思うんだが…。

 個人的には、最後にちゃんと春香の趣味をみんなに理解してもらうっていうエンディングを期待したいところ。 椎菜、良子、麻衣、3バカ辺りのクラスメイトはばらしても大丈夫そうだし。信長はいわずもがな(っていうか、明らかに知ってるだろ奴は)だし。

 前述の通り、ようやくストーリーに巻きが入ってきたので、いよいよクライマックスに向けて、 次巻から展開していきそうです。

 いやぁ、椎菜は最後どうなるんだろうねぇ…。 いやまぁ、結末自体はわかりきっているわけですが、どういう展開になるのかは気になりますわ。 あんまりひどいことにならないといいんだけど(苦笑)。 きっと、シリーズ読者はみんな椎菜を応援してると思うんだ。たとえ噛ませ犬でも、当て馬でも、なんとか輝いて欲しいところ。

 椎菜以外の立ちまくってるフラグもどうなるんだろう(笑)。全部そのままなかったことにされるのかなぁ。 最低限、美夏はなんらかのフォローが入ってくるとは思うんだけど…。 巻が進むに連れて、明らかに美夏の本気度が上がっていってるからなぁ。そのまま放置だとちょっとかわいそう。

 できれば、フラグ立ってるキャラがみんな集まって、本気で裕人を取り合ってしっちゃかめっちゃかになるとか、そういう話が見てみたいです。 すごく楽しいことになると思うんです。五十嵐先生、是非ご検討をお願いします(笑)。



■「乃木坂春香の秘密(10)」(五十嵐雄策著、電撃文庫)

 ・Amazonの商品ページへ

 ・bk1の商品ページへ


[本]

「狼と香辛料(XI)」読了。 / 2009-06-22 (月)

 読んだものは、なんでも書いてみようという気になったので、適当につらつらと。

 つーわけで、電撃文庫5月の新刊、『狼と香辛料XI~SideColors2~』(支倉凍砂著)です。 ちゃんと発売日(より正確には数日前)に買ったというのに、部屋の掃除のせいでどっかに紛れていたという…。 先日予想外のところから出てきたので、やっと読むことができました(苦笑)。

 シリーズ読者ならサブタイトルを見ればわかる通り、本筋の長編ではなく短編集です。 収録されているのは、ホロとロレンスの日常を描く短編2編と、エーブ・ボランの生い立ちを描く中編が1編の計3編。

 ホロとロレンスの2編は、結構古めの話ですかね。各巻の内容をしっかりとは覚えていないので、正確に何巻の辺りとはいえませんが、 タイムライン的には序盤の方の話でしょう。ちゃんと行商で商売しようとしてるし(最近の巻だと、収入あるのかよくわからんのよね。寄り道ばっかりしてるし(笑))。

 で、この2編は、あとがきで著者自身が書いている通り、「ベタ甘」です(笑)。 本筋の長編は、何かしら騒動があるので、まったりした雰囲気にはならんですからね。短編集ならではといえるでしょう。

 しかし、ホロの思考っていうのも、論理的なようで、かなり気分屋だし、 そこにロレンスがなんとなくうまく乗っかって展開していくので、個人的には「へー、そーなんだ」としか思えないんですけどね(苦笑)。 どっちかがルールにのっとって動いていれば、まだ違うんでしょうけど。 下手に読解しようとせず、流れのままに楽しむのが正しいんだろうなぁ…(苦笑)。

 3編目のエーブの中編。これは、家が没落して、エーブが商人として身を立てようとしている頃の話。

 本編では凄腕の商人として登場するエーブが、まだ貴族気分が抜け切らないお嬢さん然としてるところが、面白いですな。 これは中編だけあって、いつもの長編のような構成になっています(読んだことある人はわかるよね?)。

 最後に、読者の知る「エーブ・ボラン」にクラスチェンジ(?)するわけですが、そこから本編までの間を考えると、 なんとも複雑な気分になりますなー。あとがき見る限り、この中編は後付けっぽいので、もともとどういう設定だったのかが気になったりしますが。

 しかし、この中編では「文字」というのが、非常に重要な要素になってるんですが、ちょっとわかりづらいんですよねぇ…。 具体的にどんな文字を使ってるのか、イメージしづらいので、「そうなんだ」といわれても、納得しづらいというか(苦笑)。 特に最後に出てくる名前については、もっと明確に説明しても良かったのではないかなぁと(ぶっちゃけ、なんでそうなるのかわかってません、わたし)。

 まぁ、基本的にこの作品は、読者が知りようもないことが原因で、状況がひっくり返るので、今更いってもしょうがないかも知れませんが…。

 普通に面白いんだけど、どうにも小骨が喉に刺さったような読後感です、はい(苦笑)。



■「狼と香辛料(XI) Side Colors2」(支倉凍砂著、電撃文庫)

 ・Amazonの商品ページへ

 ・bk1の商品ページへ